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かしま(ローマ字:JS Kashima, TV-3508)は、海上自衛隊の練習艦〔自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞 P272-273 ISBN 4-7509-1027-9〕。艦名は鹿島神宮に由来し、旧海軍の戦艦「鹿島」、練習艦「鹿島」に続き日本の艦艇としては3代目。同型艦はない。 ==概要== 練習艦「かとり」を更新する練習艦として建造された〔。 船体は、「かとり」と比較し、長船首楼型と呼ばれる前部から中部にかけ一層追加したような船型で幅は広く、逆に艦橋構造物は低くなっており、乾舷の高さがひと際強調されたような外観となっている。艦橋、CIC、機関制御室などは実習員の乗艦を考慮し護衛艦等と比較し広く設計されている。 教育訓練設備として、候補生170名を収容可能な実習員講堂が備えられている。実習員講堂の後部には、ヘリコプター甲板としても使用できる訓練甲板があり、レセプション会場としても使用できるよう引き込み格納式の天幕が備えられている。後部に配置された訓練甲板兼ヘリコプター甲板は中部甲板よりも低く、両甲板は「オランダ坂」と称されたような傾斜でつなげられている〔。 File:76 mm gun of JS Kashima, -3 Aug. 2011 d.jpg| File:JS Kashima and JS Asagiri at the Port of Virginia, -3 Aug. 2011 a.jpg| 兵装は、前甲板の62口径76ミリ速射砲1基及び両舷の68式3連装短魚雷発射管2基のみと「かとり」と比較しても限定的であり、対空・対艦ミサイル及びアスロックの発射訓練はCIC内のシミュレーターによって行われ、実際の発射機操作を伴う訓練に際しては随伴の護衛艦への移乗を必要とする。 機関は、近年の傾向を踏まえ、「かとり」の蒸気タービンからガスタービンとディーゼルの複合機関へと変更され、機関配置も抗堪性より実習効率を重視したものとなっている。 練習艦隊の旗艦として、毎年遠洋航海で諸外国を訪問するため、練習艦特有の装備として礼砲を艦橋前部に2門有している〔。艦内各公室は一般の艦艇より、「日本国の顔」として公式儀礼を行うのにふさわしい内装上の配慮がなされており、「かとり」同様特別公室を設置している。特別公室は、国家元首級の来賓を想定した内装となっており、「かとり」のものよりグレードが向上している。搭載艇に関しても、通常の11メートル作業艇2隻に加え13メートル将官艇1隻を装備している。将官艇は、「かとり」搭載艇が低速であったことに対する反省を踏まえ、速力向上が図られている。 設計段階より女性実習幹部の乗艦が考慮されており、女性専用の居住区が設けられている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かしま (練習艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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